アレルギー性結膜炎について
[2019.03.20]
[最終更新日:2021.03.01]
著者
上江田信彦
医学博士
日本眼科学会認定 眼科専門医
花粉などのアレルギー反応を引き起こす物質が原因で、結膜に炎症を起こし、かゆみやめやになどがおこる病気です。
人口のうち、10〜30%がアレルギー性結膜炎になっていると報告されています。
十代の患者さんが最も多く、年齢が進むに従って減少していきます。
季節的にはスギ花粉やヒノキ花粉が飛散する3月からゴールデンウィークにかけて症状がでる患者さんが多いです。
アレルギー性結膜炎の分類
アレルギー性結膜炎の治療
抗アレルギー薬
点眼薬
アレルギー性結膜炎の治療の基本です。
内服薬
抗アレルギー点眼薬が使用できない場合、アレルギー性鼻炎がある場合に使用します。
ステロイド薬
抗アレルギー点眼薬だけでは効果が不十分な場合、炎症の強さに応じてステロイド点眼薬を併用します。
副作用
眼圧上昇、感染症の誘発、白内障など
注意点
子供さんは、眼圧上昇を起こす事が多いため、定期的に眼圧を測定する必要があります。
免疫抑制薬
春季カタルに使用します。免疫抑制点眼薬は,ステロイド点眼薬と同等またはそれ以上の効果があります。
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