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近視の子供さんにはメガネが必要です。

[2019.04.09]

[最終更新日:2023.4.11]

 

著者

上江田信彦

医学博士

日本眼科学会認定 眼科専門医

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裸眼視力が0.7未満では後ろの方の席では黒板の字が見えませんので、メガネをかける必要があります。

 メガネをかけるとかわいそうといわれる事もよくあります。しかし視力が低いと黒板の字が見えないなど学校生活に支障がでます。そちらの方が子供さんがかわいそうだと考えます。

 教室で席を前方にすればいいのではないかとお考えの方もいるでしょう。確かに低学年の間は近視の子供さんが少ないので席を前方にする事ができます。しかし、高学年になると近視の子供さんが増えてきますので、近視の子供さんの全員に前方の席を使っていただくのは難しくなります。

 メガネをかけると近視が進行するのでメガネを使いたくないといわれる事もよくあります。近視は体の成長に伴って進行します。つまりメガネを使わなくても小学生の間は特に近視は進行しやすいのです。

 メガネではなくコンタクトレンズで近視を矯正したいとおっしゃる方もよくいらっしゃいます。コンタクトレンズは確かに便利ですが、目の病気の時には使えないという欠点もあります。目の病気の時に使うためにメガネは必要です。また小学生では自分でコンタクトレンズの管理をするのは難しいでしょう。

 

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