小どもの近視を予防するためにできること
[2019.04.24]
[最終更新日:2022.5.28]
著者
上江田信彦
医学博士
日本眼科学会認定 眼科専門医
最近の研究によると、屋外活動が近視の予防になると報告されています。
屋外活動時間が長いと近視が少ない
複数の研究結果から近視が進行するのを抑制するためには一日二時間以上の屋外活動が推奨されています。しかし一日二時間以下の屋外活動でも近視進行抑制効果が得られる可能性があります。屋外活動では光に当たること、遠くを見ること、体を動かすことなどが近視を抑制すると考えられていますが、いまのところ定説はありません。
近くを見ることが多いと近視が多い
長時間にわたって近くを見たり、本を近くで読んだりすると近視になりやすいといわれています。近年普及している携帯ゲーム機やスマホなどのデジタル機器の使用も近視の増加に関連しているかも知れません。ただ、近くを見ることを制限しすぎると勉強時間が短かくなってしまうのが難しいところです。
参考文献
大野京子他: 日医雑誌: 2022: 150: 2163-2166
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