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アレルギー性結膜炎の子供さんを診療するときに気をつけていること

[2019.06.01]

子供さんはアレルギーのつらさを自分でいえないことがありますので、注意が必要です。
今回はアレルギー性結膜炎の子供さんを診察するときに心がけていること書いていきたいと思います

子供さんの20%がアレルギー性結膜炎であるという統計があります。また近年、子供さんのアレルギー性結膜炎が増加し、低年齢化しています。

私は 4月の末から5月の末にかけて近隣の小学校で眼科健診をしています。学校健診をするとアレルギー性結膜炎の子供さんが大勢いらっしゃいます。今年も学校健診で眼科を受診するようお勧めした子供さんのほとんどはアレルギー性結膜炎でした。

そのようなわけで5月の後半から6月にかけては、大勢のアレルギー性結膜炎の子供さんが私のクリニックを受診なさいます。アレルギー性結膜炎の子供さんを診察するときに気をつけていることがいくつかあります。それは「子供さんはかゆい事を自分で訴えるとは限らない」「子供さんはステロイドの点眼で眼圧があがりやすい」という点です。

子供さんはかゆい事を自分でうまく伝えられるとは限りません。

目の「かゆみ」は軽症の場合には「目にゴミが入った感覚(ころつき 異物感)」と非常によく似ています。また、幼稚園くらいの子供さんでは「目をこすりたくなる」といえたらいいほうでしょう。子供さんが目のかゆみや異物感を上手に伝えられないとき、私は子供さんが「目をこする」かどうかを症状の強さの目安にしています。診察の時にも目をこするような時はかゆみが相当強いことが多いです。特に目のまわりにこすりきずがあるようですとかゆみがひどく、場合によってはアトピー性皮膚炎もおこっているかもしれませんから、皮膚科に紹介することもあります。

 

子供さんはステロイド薬の点眼で眼圧があがりやすい。

アレルギー性結膜炎の治療の基本は抗アレルギー薬の点眼です。しかし目のかゆみが強い場合にはステロイド薬の点眼が必要になることがあります。よく知られているようにステロイド薬には副作用があります。ステロイド薬の点眼を使う場合には緑内障を起こすことがあります。子供さんはステロイド薬で緑内障を起こしやすいので特に注意が必要です。こう申し上げると「ステロイド薬を使わないで欲しい」とお考えになるかも知れません。しかし、目のかゆみがつらいこと、やこすることによりアレルギー性結膜炎が悪化することを考えるとステロイド薬の使用がやむを得ない場合もあります。このような場合にはこまめに眼圧をはかり、ステロイドの強さを調整いたします。

以上、アレルギー性結膜炎の子供さんを診療するときに気をつけていること書きました。皆さんの参考になれば幸いです。

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