花粉症の子供さんは早めに眼科を受診しましょう
[2019.05.21]
[最終更新日:2025.06.03]
著者
理事長 上江田信彦
医学博士 日本眼科学会認定 眼科専門医
先日、当クリニックの近くにある小学校で眼科健診を行いました。毎年のことですが、健診ではアレルギー性結膜炎のお子さんを多くお見かけします。問診票をご記入いただいてから実際の健診まで少し時間が空いてしまうためか、「問診の時には目がかゆかったけれど、今は落ち着いている」というお子さんも多くいらっしゃいました。きっと問診票を記入された時点では、かゆみなどの症状があったのだと思います。
また、学校健診で眼科受診を勧められて当院を受診する患者さんの中には「健診の時には目がかゆかったけれど、今は落ち着いている」というお子さんも多くいらっしゃいました。
実は私自身も花粉症があり、目や鼻の症状に毎年悩まされています。特に花粉の季節は、ドライアイの症状も重なってつらさが増します。
目の花粉症対策には、花粉が飛び始める前から抗アレルギー点眼薬を使う「早期療法」が効果的です。学校の眼科健診でアレルギー性結膜炎といわれたお子さまは、来年の花粉が飛び始める前に、一度眼科を受診して、早めの対策を考えてみてはいかがでしょうか。
関連記事