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緑内障の精密検査:健康診断で緑内障のうたがいと言われた方のために|上江田眼科医院(八尾市)

[2019.10.05]

[最終更新日:2026.02.21]

著者

上江田眼科医院(八尾市)

理事長 上江田信彦

医学博士 日本眼科学会認定 眼科専門医

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このページを読んでいる方の多くは、健康診断などで緑内障の疑いがあるため眼科を受診するように勧められたのではないでしょうか。このような方は珍しくありません。初期の緑内障は自覚症状がないため、自分で目の異常に気付いて眼科を受診する方はほとんどいません。

とはいえ、緑内障は失明につながることはよく知られていますので、これからどうなるのか、眼科でどんな検査を受けることになるのか不安になるのは無理もありません。そのような方のために、眼科で行う緑内障の検査について説明していきたいと思います。

 

 

緑内障の検査

眼圧検査

眼圧とは、眼球を内側から外側へ押し出す圧力のことです。眼球をまぶたの上から軽く押さえると、ある程度の硬さがあるのがおわかりいただけると思います。その硬さが眼圧です。眼圧が高いと緑内障が進行しやすくなります。

眼圧を計る方法には目に空気を当てて測る方法と、器具を当てて測る方法があります。眼に空気を当てて測る方法では、不快感が少しあります。器具を当てて計る方法は正確ですが、まぶしさと不快感があります。

 

眼底検査

目の内側(眼底)を観察します。目の内側には、目と脳をつなぐ神経(視神経)の根元(視神経乳頭があります。緑内障では、視神経乳頭のへこみ(視神経乳頭陥凹)が大きくなります。眼底検査では、視神経乳頭視神経乳頭陥凹などの異常がないかを調べます。また、眼底視神経乳頭以外の部分に眼底出血黄斑浮腫など、緑内障以外の病気がないかを調べます。

眼底検査は、目に光を当てて目の内側をのぞきます。記録のために写真を撮る場合もあります。痛みはありませんが、かなり強いまぶしさがあります。検査の精度を上げるために瞳を大きくする目薬(散瞳剤)を使うと、約6~7時間は眼がぼやっとまぶしくなります。このため、散瞳剤を使った後は車やバイクの運転はできません。

 

OCT検査

OCT検査は目の内側で光を感じる神経の膜(網膜)の厚みを測ります。緑内障の場合、視神経乳頭の周囲や網膜の中心部(黄斑)の網膜が薄くなります。

OCT検査では機械にあごを乗せて、機械の中の目印をしばらくみつめます。痛みやまぶしさはほとんどありません。

 

視野検査

緑内障になると目を動かさずにものが見える範囲(視野)の中で、見えにくいところが出来ます。このような視野の異常をはかるのが視野検査です。

機械にあごを乗せ、目を動かさないようにして、機械が光を表示したらボタンを押します。痛みやまぶしさはありませんが、集中しなければいけませんのでかなり疲れます。睡眠不足などがあると検査の結果が実際よりも悪く出てしまうことがありますので、検査前日は無理をなさらない方が良いでしょう。

 

隅角検査

検査用のレンズを目につけて、茶色目(虹彩)と白目の境界部(隅角)を観察します。隅角に異常があると眼圧が高くなることがあります。隅角を観察することにより眼圧が高くなる原因を調べます。

麻酔の目薬をいれてから検査用のレンズを目につけて検査をします。麻酔の目薬をいれてしばらくは少ししみますが痛みはありません。まぶしさはありますが眼底検査ほどではありません。レンズをつけている間の圧迫感と目を傷つけないための保護液によるべたつきがあります。

 

その他の検査

視力検査と細隙灯顕微鏡検査

炎症など眼圧が高くなる原因や、緑内障以外の病気がないかを調べるのに重要です。

 

※当院は大阪府八尾市にある眼科クリニックです。遠隔地にお住まいの方はまずお近くの医療機関にご相談ください。

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参考文献

緑内障診療ガイドライン(第4版):日本眼科学会
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/glaucoma4.pdf

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